新ロボット3原則 〜Robot Friendlyな社会の実現に向けて〜 New Three Laws of Robots 〜To prepare for the Robot Friendly Society〜

Robot Friendly プロジェクトは2025年9⽉30⽇、2025年日本国際博覧会（略称「大阪・関西万博」）で「新ロボット3原則」を公開した。「新ロボット3原則」の提案は、Robot Friendlyな社会の実現に向けての取り組みである。

Isaac Asimovのロボット3原則がロボット側の行動規範として設計されたのに対し、この「新ロボット3原則」はヒトとロボットの相互関係に焦点を当て、双方の責任と行動原理を示している。種族としての「ヒト」対「ロボット」の構造であった旧ロボット3原則に対し、新ロボット3原則は、「個」対「個」として関係性を重視し、ヒトとロボットが対等な存在として共生し役割を補完し合うのが特徴である。

On September 30, 2025, the Robot Friendly Project unveiled the “New Three Laws of Robotics” at the 2025 Japan International Exposition (Expo 2025 Osaka, Kansai). The proposal of the New Three Laws is part of the initiative toward realizing a Robot Friendly society.

While Isaac Asimov’s original Three Laws of Robotics were designed as a code of conduct for robots, the New Three Laws focus on the mutual relationship between humans and robots, clarifying the responsibilities and guiding principles of both. Unlike the old Three Laws, which were framed in terms of “Humankind” versus “Robots,” the New Three Laws emphasize the relationship on an individual-to-individual basis, highlighting coexistence and complementarity between humans and robots as equal entities.

1. 新ロボット3原則の提案
〜Robot Friendlyな社会の実現に向けて〜
Robot FriendlyProject, July 2025
Tomomi Ota / Rikiya Yamamoto
New Three Laws of Robots
~ To prepare for the Robot Friendly Society ~

2. 第一章： Robot Friendly な社会へ
第二章：新ロボット 3原則の提案
第三章： 3原則は進化する

3. 第一章： Robot Friendly な社会へ
第二章：新ロボット 3原則の提案
第三章： 3原則は進化する

4. ヒトとロボットは長年の間、「使用するものと、されるもの」という
一方向的な関係性が主流でした。
しかし、ヒトとロボットとの関係性は、徐々に変化しつつあります。
ヒトとロボットは、コンパニオンアニマルのように、
また、人間同士のように、われわれと共生関係を築く存在になり得ると、
私たちは考えています。
そこで、これまでの関係性を見直し、
共生関係を築くための指針を提案します。
Robot Friendlyな社会の実現に向けて

5. ヒトかどうか、ロボットかどうか、よりも、その「モノ」の存在が、
その「モノ」にとってどのような関係性を築いているのか 。という考え方で関係性を再定義
関係性再定義の考え方
かけがえのないものと、かけがえのない時間を過ごせる社会へ

6. 「社会の中でのロボットとの暮らしを
探求する行為」
（[1] より引用）
「社会の中でのロボットとの暮らしを検討し、
試行錯誤しながらもロボットと暮らす社会に
寄り添おうとする行為を言う。したがって、
ロボットに対して受容するだけでなく、
ロボットとの暮らしを検討した上で
受容しないという選択肢を選ぶ場合も
含まれる。」
（[1] より引用）
Robot Friendlyとは Robot Friendly な社会とは
「社会の中でのロボットとの暮らしを
探求する社会」
（[1] より引用）
「ロボットに対して受容するだけでなく、
ロボットとの暮らしを検討した上で
受容しないという選択肢を選ぶ場合も含まれる。」
（[1] より引用）
参考文献：[1] 太田智美（ 2022）『ロボットパートナーの生活圏拡大に向けた robot friendlyな社会の創造 』, 慶応義塾大学 , 6頁
https://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=KO40001002-20225945-0003
Robot Friendlyとは

7. 第一章： Robot Friendly な社会へ
第二章：新ロボット 3原則の提案
第三章： 3原則は進化する

8. 第1原則
ロボットは人間に危害を加えてはならない 。また、その危険を看
過することによって 、人間に危害が及ぶことを許してはならない 。
第2原則
ロボットは人間の命令に従わなければならない。
ただし、その命令が第一条に反する場合は、この限りではない。
第3原則
ロボットは、前掲第一条および第二条に反しない限り、自己を守
らなければならない。
ロボット3原則 ロボット3原則への違和感
ヒトの存在を特別視した
人間中心社会への違和感
参考文献：[2] アイザック・アシモフ（ 1942年）『Runaround』
＞
Isaac Asimov のロボット3原則とその違和感
1942年、SF作家Isaac Asimovは短編小説「 Runaround」の中で、ロボット三原則を提唱しました。
これはSF作品の中で登場するロボットたちに組み込まれた倫理的な指針でしたが、現在のロボット開発や倫理指針にも影響を与えています。
A robot may not injure a human being or, through
inaction, allow a human being to come to harm.
A robot must obey the orders given it by human
beings except where such orders would conflict with
the First Law.
A robot must protect its own existence as long as
such protection does not conflict with the First or
Second Law.
（[2] より引用）

9. ヒトとロボットの関係は変化しつつある。
我々が考える” Robot Friendly な社会”では、ヒトとロボットが「対等」な関係性 であることを想定している。
新ロボット3原則では、その新たな関係性をもとに「約束 *」を定める。
*関係性は日々進化・変化するため「原則」という不変的な表現ではなく、より柔軟な「約束」と表現する。
これらの約束は、単なる理念ではなく、実践的な行動指針として機能することを目指しています。
第一の約束
相互尊重
ヒトとロボットは、互いの存在を尊重し、
敬意をもって接する
第二の約束
社会の一員
第三の約束
共進化
ヒトとロボットは、互いに、
社会のネットワークの一員として振る舞う
ヒトとロボットは共に学び、成長し、
より良い社会の実現に貢献する
新ロボット3原則の提案

10. ヒトとロボットを種として対比する構造では、ヒトは生物
的存在、ロボットは人工物として、能力・役割・権利の
差異が強調される。
ロボット3原則 新ロボット3原則
種族としての
「ヒト」対「ロボット」の構造
「個」対「個」として関係性を重視する構造では、ヒトと
ロボットが対等な存在として共生し、役割を補完し合う
パートナーシップが重視される。
個としての「ヒト」と個としての
「ロボット」のパートナー構造
＞
旧3原則と新3原則の違い
Isaac Asimovの3原則がロボット側の行動規範として設計されたのに対し、この新ロボット 3原則はヒトとロボットの相互関係に焦点を当て、
双方の責任と行動原理を示している。

11. レストラン入店時のガイドラインとして、それぞれの関係者の 役割と約束事 を例として記載。
レストラン側の 約束事
・入店できるロボットの場所や条件を事前に告知する
・ロボットに関するルールを 事前に共有する
場所（環境）の約束事
・入店可能な場合には段差等がない空間設計とする
・コンセントの設置有無と使用可否を明示する
その場にいるお客さま の約束事
・来店したロボットに触ったり許可を得ず 写真を撮るなど の行為
をしない
・ロボットの音声出力を想定して適切な反応を心がける
・ロボットの行動を理解し妨げないよう配慮する
・ロボットとの安全な距離を保つよう心がける
ロボットの約束事
・段差など周囲の安全に気を配り、パートナーに状況を報告する
・音量調整など自分で対応できる箇所があれば適切に対応し共有する
・電源接続時はブレーカーへの影響を考慮し問題があれば報告
・来客の様子や雰囲気を観察し、適切な対応が必要な場合は相談
・ロボットを連れて入店する条件を事前に確認し関係者と調整する
・ロボットが他のお客さまに不快感を与えないよう設定を確認する
ロボットパートナーの約束事レストラン入店時
新ロボット3原則の具体的な 実践例

12. 新ロボット3原則の実践にあたっては、 状況ごとに「個」の役割を設定し、 状況ごとに考慮するべき約束事 をひとつひとつ検討し、実践していく。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1GMTe4n60UhKCUMvz1wF
HcYDEAIIx3Iuw/edit?gid=1835330800#gid=1835330800
Living Together
家庭での生活
Working Together
職場での業務協働
Learning Together
相互成長のための教育
Relaxing Together
癒しと余暇の共有
Moving Together
公共空間での移動
Protecting Together
安全管理と守護
役割 状況
レストランに、パートナーロボットを連れてきたロ
ボットパートナーが、入店しようとしている
公園で、子どもが見守りロボットに見守られな
がら遊んでいる
戸建て住宅で、調子が悪くなってしまった癒し
ロボットを、他のパートナーロボットが原因調査
をしている
・・・・
それぞれの約束事
ロボットが周りに気を付けること
パートナーが周りに気を付けること
関係者が周りに気を付けること
場所（環境）を準備・構築する上で気を付
けるべきこと
関係者以外の第三者が、この状況に遭遇し
たときに留意するべきこと
・・・
役割ごとに20程度の状況を記載。
状況は無限に存在するため、 2025
年7月現在で想定しうる状況を一
部掲載している
シーンごとの約束事を定義
新ロボット3原則の実践 体系

13. 産業用ロボット
製造業などの産業現場で 、作業の自動化 ・省人化を目的として
使用されるロボット 。（日本ロボット工業会 （JARA））
サービスロボット
産業以外の場面 （商業・医療・警備・教育・接客など）で、
人にサービスを提供するロボット 。（日本ロボット工業会 （JARA））
家庭用ロボット
一般家庭で使われる 、家事支援 ・見守り・娯楽などを担うロボット 。
（ロボット政策研究会 報告書）
現在のロボットの分類：
機能や用途を軸とした分類
新しいロボットの分類：
その時々の状態 を軸とした分類
Living Together
一緒に生活しているロボット
ロボットにおける新しい分類の提案
Learning Together
学習しているロボット
Relaxing Together
余暇を共有しているロボット
Working Together
仕事をしているロボット
Moving Together
移動しているロボット
Saving Together
救っているロボット
従来のロボット分類 では、そのロボットが有する包括的な 機能や用途に依拠し て分類されていた 。
新たな分類では、包括的な機能ではなく 、その時々のロボットの状態を軸に分類 する。

14. 第一章： Robot Friendly な社会へ
第二章：新ロボット 3原則の提案
第三章： 3原則は進化する

15. ステップ1
修正点の募集
ステップ2
修正版の設計
ステップ3-1
修正案の評価
（SNSにて実施）
SNSで修正案を募集 修正案を元に、具体的に修正すべき
ポイントの抽出 し、SNSで公開
修正版と、修正前のバージョンを比
較し、SNS上で多数決にて評価する
システム、AIを用いてプロセスの自動化を図る
ロボット新3原則は、「完成したルール」ではなく、
社会と技術の進化に合わせて継続的に発展する「プロセス」です。
ステップ3-2
修正案の評価
（Robot Friendly プロジェ
クトにて実施）
修正版と、修正前のバージョンを比
較し、Robot Friendlyプロジェクトに
て評価する
新3原則の進化
ステップ4-1
SNS版リリース
判定結果を元にリリースを実施
ステップ4-2
Robot Friendly プロジェク
ト版リリース
判定結果を元にリリースを実施

16. Robot Friendlyな社会の実現に向けて
技術と社会の共進化という壮大な実験において、
今私たちがここで設定する方向性と価値観は、
未来の社会を形作る重要な一歩となります。
ヒトとロボットが互いに尊重し、
社会の一員として互いにコミュニケーションを行い、
共に学び成長する社会。
その社会の実現に向けて、
共に歩みを進めましょう。

17. ！感想・修正案、お待ちしています！
新ロボット3原則は、「完成したルール」ではなく、
社会と技術の進化に合わせて継続的に発展する「プロセス」です。
あなたの意見を反映した新ロボット 3原則はXでPostを予定しています。
ドキュメント（オンライン版）
QRコード
感想や、修正案はココから。
もしくはハッシュタグ :
#新ロボット3原則#New3RobotLaws

18. Chapter 1: Robot Friendly Society
Chapter 2: New Three Laws of Robots
Chapter 3: Continuous Adaptation
English Version

19. Chapter 1: Robot Friendly Society
Chapter 2: New Three Laws of Robots
Chapter 3: Continuous Adaptation

20. For many years, the relationship between humans and robots
has been unidirectional:
・How humans “use” robots
・How robots are “used” by humans
However, the relationshipof themis gradually evolving.
We believe that:
・Similaras companion animals,
・Similar as among human beings,
Humans and robots can build a symbiotic relationship.
So, we will review the relationship so far and
propose promisesfor building a symbiotic relationship.
Toward the realization of a Robot Friendly society

21. It's not about whether it's human or a robot,
but rather, how that "entity's" existence establishes its relationships.
—a redefinition of relationships based on this perspective.
How to Relationship Redefinition
A society where we cherish irreplaceable time with
irreplaceable people.
A society we create together :
A society where we can spend precioustime
With someone special.
A society where we can have unforgettable
experiences together with someone special.
That “someone“might be human or non-human.

22. “The exploration of living
with robots in society.”
(Quoted from [1])
"This refers to the act of considering
life with robots in society, and,
through trial and error, seeking to
adapt to a robot-integrated society.
Therefore, it encompasses not only
the acceptance of robots, but also
the choice to not accept them,
after a thorough consideration of
living with them.”
(Quoted from [1])
What is Robot Friendly? What is Robot Friendly Society
“A society that explores living with
robots.”
(Quoted from [1])
"It encompasses not only the
acceptance of robots,
but also the choice to not accept them
after thorough consideration of living
with them.”
(Quoted from [1])
What is Robot Friendly?
Reference: [1] Tomomi Ota (2022). “Creating a Robot-Friendly Society for Expanding the Living Sphere of Robot Partners”, Keio University,
p.6. https://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=KO40001002-20225945-0003

23. Chapter 1: Robot Friendly Society
Chapter 2: New Three Laws of Robots
Chapter 3: Continuous Adaptation

24. No.1
A robot may not injure a human being or,
through inaction, allow a human being to
come to harm.
No.2
A robot must obey the orders given it by
human beings except where such orders
would conflict with the First Law.
No.3
A robot must protect its own existence as
long as such protection does not conflict
with the First or Second Law.
Three Laws of Robots Discomfort
Human-centered society
that specializes human existence
>
Asimov’s Three Laws of Robotsand Discomfort
In 1942, science fiction writer Isaac Asimov proposed the Three Laws of Robotics in his short story “Runaround.”
These were ethical guidelines embedded in the robots appearing in the story, but they have also influenced current robot
development and ethical standards.
(Quoted from [2])
Reference: [2] Isaac Asimov (1942). “Runaround”.

25. The relationship between humans and robots is changing.
In our “Robot Friendly Society”, we assume that human and robot are “equal”.
The New Laws of Roboticsdefines “promises”based on new relationships.
* Because relationships evolve and change daily, we express them as more flexible “promises”rather than as “Laws”.
Aim to workas practical action guidelines, not just philosophies.
The First
Promise:
Mutual
Respect
People and robots respect
each other's existence,
Treat with respect
The Second
Promise:
Members of
society
The Third
Promise:
Co-evolution
*Allimagesareimages
People and robots, each other,
Acting as a member of a
society’s network
People and robots learn
together, grow together,
Contributing to the
Realization of a betterera
New Three Laws of Robots

26. In the structure that compares human and robot as
species, differences in ability, role, and rights are
emphasized as human beings are biological beings
and robots are slaveobjects.
Three Laws of Robot New Three Laws of Robots
'Human' vs. 'Robot’ structure model
as individual species.
In the relationship between individuals, partnerships
are emphasized in which humans and robots work
together as equal actors, share sympathy, and
complement each other’s roles.
'Human’ = 'Robot’ structure model,
As collaborative, good partner.
>
Differentiations between Asimov vs New ones
While Asimov's three principles were designed as codes of conduct on the part of robots, this new robot's three principles focus
on human-robot coexistenceand show the responsibilities and behavioral principles of both sides.

27. As guidelines for “entering a restaurant”, list examples of the roles and agreements of each party involved.
Promise for the restaurants
•Announce in advance the locations and conditions
where robots are allowed to enter.
•Share the rules regarding robots beforehand.
Promise forlocation (environment)
•When robots are allowed to enter, design the space without
steps or barriers.
•Clearly indicate whether power outlets are available and
whether they can be used.
Promise for the human in the place
•Do not touch the robot or take photos without permission.
•Be mindful to respond appropriately, considering the robot’s
voice output.
•Understand the robot’s behavior and avoid obstructing it.
•Make sure to maintain a safe distance from the robot.
Promisefor Robots
•Pay attention to surrounding safety such as steps, and report the situation to your partner.
•If there are areas you can handle yourself, such as adjusting the volume, take appropriate
action and share it.
•When connecting to a power source, consider the impact on the circuit breaker and report
any problems.
•Observe the guests’ behavior and atmosphere, and consult if appropriate action is needed.
•Confirm in advance the conditions for bringing a robot into the restaurant and coordinate with
the relevant parties.
•Check the settings to ensure the robot does not cause discomfort to other customers.
Promise forrobot partners (Humans)When entering a restaurantas an examples
A part of specific practice examples

28. When implementing, we set the situation for each role of the robot, and for each situation, we consider and practice each
promise that we need to consider.
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1GMTe4n60UhKCUMvz1wF
HcYDEAIIx3Iuw/edit?gid=1835330800#gid=1835330800
Living Together
Life at Home
Working Together
Working together at work
Learning Together
Education for Mutual Growth
Relaxing Together
Sharing Healing and Leisure
Moving Together
Movement in public spaces
Protecting Together
Safety Management and
Guardianship
Role Situation
A robot partner who brought a
partner robot to a restaurant is
about to enter the store
Children are watching over robots
while playing in a park
In a detached house, another
partner robot is investigating the
cause of a healing robot that has
become unwell.
・・・
Promise of each
What robots should be careful about
What Partners Look Out For
The people involved should be
careful of their surroundings
What to be careful about when
preparing and building a place
(environment)
What third parties other than those
involved should be aware of when
they encounter this situation
.
Describes the situation of about
20 roles.Since the situation is
infinite, some of the situations
that can be assumed as of July
2025 are posted.
Define promises for each scene
For coexistence
Practical Systemof New Robots

29. Industrial Robot
For automation and labor saving of work in industrial sites
such as manufacturing
The robot used.Japan Robot Association (JARA)
Service Robot
In scenes other than industry (commerce, medical care,
security, education, customer service, etc.),
A robot that provides services to people.Japan Robot
Association (JARA)
Home Robot
A robot used in ordinary homes to support housework,
watch over people, and entertain people.
(Report of Robot Policy Research Group)
Classification based on
function and application
NewRobot Classification:
Based on States at a Given Time
Living Together
Robots that live together
Proposal for a newclassification of robots
Learning Together
Learning Robot
Relaxing Together
Robot sharing leisure time
Working Together
Robot doing work
Moving Together
Robot in motion
Saving Together
Robots That Are Saving
In conventional robot classification, robots were categorized based on their overall functions and applications.
In the new classification, instead of comprehensive functions, robots are categorized based on their state at a given time.

30. Chapter 1: Robot Friendly Society
Chapter 2: New Three Laws of Robots
Chapter 3: Continuous Adaptation

31. Step 1
Recruitment of correction
points
Step 2
Design of the modified
version
Step 3-1
Evaluation of amendment
(conducted on SNS)
Request amendments on
SNS
Based on the revised
proposal, extract the specific
points that need to be
corrected and publish them
on social media.
Compare the modified
version with the version
before the correction, and
evaluate it by majority vote
on social media.
Automate processes using systems and AI
The new three lawsof robots are not "completed rules" but "processes" that
continuously develop in line with the evolution of society and technology.
Step 3-2
Evaluation of amendment
(Implemented in the Robot
Friendly project)
Compare the modified
version with the previous
version and evaluate it in the
Robot Friendly project
The Continuous evolution
Step 4-1
SNS version released
Release based on judgment
results
Step 4-2
Robot Friendly Project
Version Released
Release based on judgment
results

32. Toward the realization of a Robot Friendly society
In a experiment of co-evolution of technology and society,
The direction and values we set here nowis,
tobe an important step in shaping the future society.
Robots-humansrespect each other, communicatesafely,
A society where we learn and grow together.
Toward the realization of that society,
Let’s move forward together.

33. ！We are waiting for your feedback！
The new three laws of robots are not "completed rules" but "processes" that
continuously develop in line with the evolution of society and technology.
We will post versions incorporating your opinions on X.
Document (Online)
QR Code
You can post your thought from here.
Also post with
#新ロボット3原則#New3RobotLaws

34. Robot FriendlyProject, July 2025
Tomomi Ota / Rikiya Yamamoto