Rentang Presentation Material 2025-Ver-07.pptx

Rentang Project

1. JICA LOAN : IP-573     　 August 2025 Nippon Koei Co., Ltd in association with PT. Tata Guna Patria, PT. Agrinas Pangan Nusantara, PT. Kwarsa Hexagon, PT. Wiratman and PT. Intimulya Multikencana RIMP RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT NK 所長会議資料

2. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 プロジェクトの概要 プロジェクト位置 : 首都ジャカルタから南東へ約 150 km または、 西ジャワ州チレボンから北西に約 30~50 km 関係する県 : マジャレンカ県 ( Kabupaten Majalengka ) インドラマユ県 ( Kabupaten Indramayu ) チレボン県 ( Kabupaten Cirebon) 灌漑地区面積 : 約 87,840 ha このうち 右岸側 : 51,295 ha 左岸側 : 36,545 ha 水源 : チマヌック河 ( Cimanuk River) ジャティゲデダム ( Jatigede Dam) ルンタン頭首工から約 25 km 上流 ( 集水域 : 1,462 km², 有効貯水量 877 MCM; ダム高 : 110m; 建設期間 : 2011~2015) プロジェクトのコンセプト : 既存ルンタン灌漑施設の近代化 : 左岸側 : ( 水路施設の近代化 , 運営維持管理強化 : 近代化サポートプログラム (MSP) とテレコントロール・テレメタリング施設の導入・設置） 右岸側 : ( 運営維持管理強化 : 近代化サポートプログラム (MSP) とテレコントロール・テレメタリング施設の導入・設置 ) JICA ローン額 (2026 年 7 月まで ) : ローン総額 : JPY 48,237 million 土木工事 : ￥ 39,631 百万 コンサルタント : ￥ 6,624 百万 ( 含 MSP 活動経費 and 予備費 ) Contingency: ￥ 1,982 百万 参考： シンガポールの面積： 71,910 ha 、東京 23 区： 61,900 ha

3. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 プロジェクト位置図 Rentang Headworks 左岸側 : 施設の近代化工事 近代化サポートプログラム (MSP) テレメタリング・テレコントロール 右岸側 : 近代化サポートプログラム (MSP) テレメタリング・テレコントロール ルンタン事務所 チレボン事務所 ジャティバラン事務所

4. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 プロジェクトの水配分

5. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 プロジェクトコンポーネント ( 左岸側近代化工事 ) パッケージ : 説明 / 作業内容 I. 実施中のパッケージ (10 パッケージ ) LMS-01 : ルンタン頭首工及びチペラン幹線水路の近代化 (12.4 km) LMS-02 : 北幹線水路の近代化工事 (30.2 km) LMS-03 : 西幹線水路の近代化工事 (30.9 km) LSS-01 及び LSS-07 : 二次幹線水路の近代化工事 (36 Km, 7 canals) 及び 排水路の近代化工事 (199 Km, 36 canals) LOS-01, 02, 03, 04 : 三次水路の近代化工事 36,545 ha ( 三次灌漑水路と排水路） モデル圃場整備工事（ LOS-02 & LOS-03) LTC-01 (24 年 10 月後半～開始 ) : ﾃﾚｺﾝﾄﾛｰﾙ・ﾃﾚメタリング施設の設置： i ) ルンタン頭首工と頭首工の上流河川とジャティゲデダム下流、 ii) 左岸側幹線水路上分水工 ( ﾁﾍﾟﾗﾝ幹線水路 , 北幹線水路 , 西幹線水路 ) 及び iii) 右岸側幹線水路分水工 ( ｼﾝﾄﾞﾌﾟﾗｼﾞｬ幹線水路 & ｹﾞｹﾞｼｯｸ幹線水路 ) II. 工事が完了したパッケージ　 (6 パッケージ ) LSS-02 から LSS-06 及び LSS-08 : 二次幹線水路の近代化工事 (133 Km, 27 canals) 及び 排水路の近代化工事 (244 Km, 56 canals)

6. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 プロジェクト位置図（全体） GENERAL LAYOUT OF RIMP (Left & Right Banks) 全体： 87,840 ha

7. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 プロジェクト位置図（左岸） GENERAL LAYOUT OF RIMP (Left Bank) 左岸：工事中 36,545 ha

8. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 プロジェクト位置図（右岸） GENERAL LAYOUT OF RIMP ( Right Bank) 右岸：新規予定 51,295 ha

9. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 灌漑施設近代化工事の写真 (1/5) 近代化工事前 近代化工事後 ルンタン堰 幹線水路 幹線水路

10. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 灌漑施設近代化工事の写真 (2/5) 近代化工事前 近代化工事後 幹線水路 トレーニングセンター （ Knowledge Management Center ） 幹線水路 頭首工操作事務所 （マスターステーション）

11. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 灌漑施設近代化工事の写真 (3/5) 近代化工事前 近代化工事後 二次幹線水路 分水工 ワル二次幹線水路 デンペット二次幹線水路 チャンコ二次幹線水路

12. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 灌漑施設近代化工事の写真 (4/5) 近代化工事前 近代化工事後 三次水路 水路沿いの公園整備 チマヌック河本流のサイフォン工事 三次水路

13. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 灌漑施設近代化工事の写真 (5/5) モデル圃場整備事業 ( スカムリア地区： 15.5 ha) Master Station ( 頭首工・灌漑ネットワーク監視制御棟） Knowledge Management Center ( ﾄﾚｰﾆﾝｸﾞ等 ) 圃場区画整備 3 次水路改修 4 次水路の導入 排水路の改修導入 農道の導入・拡幅　 テレメタリング・テレコントロール (TM/TC) 施設 Master Station Jatigede Dam TM TC

14. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 プロジェクトコンポーネント (MSP ：近代化サポートプログラム ) プログラム : 説明 / 作業内容 PR-0 : MSP の管理 PR-1 : 水管理・運営維持管理 PR-2 : アセット・マネジメント PR-3 : 灌漑近代化デモンストレーション地区（ MDA ）の運営 PR-4 : 農業支援 PR-5 : 政府組織よび水利組合の設立 PR-6 : 政府組織の強化 PR-7 : 水利組合の強化 PR-8 : MDA 運営の技術者の雇用（ 2 名） PR-9 : 水利組合設立・強化のためのｺﾐｭﾆﾃｨｵｰｶﾞﾅｲｻﾞｰの雇用（ 88 名） PR-10 : 専門技術による現場活動の支援

15. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 インドネシア灌漑近代化のコンセプト ( 近代化の 5 本の柱 ) と ルンタン灌漑近代化 柱 -I : 水資源 (Pillar I: Water Availability) ジャティゲデ・ダムの建設　 ( 作付け率改善の為の水源の確保 : コメ： 131% から 200% 、 三期畑作を含めると 280%) 、ルンタン地区と流域内との連携と調和・環境配慮、水資源評価 柱 -II : 灌漑施設 1 (Pillar II: Irrigation Infrastructure) 柱 -III : 灌漑管理ｼｽﾃﾑ (Pillar III: Irrigation Management System) ルンタン灌漑施設の近代化 ( 頭首工の改修・長寿命化工事 , 土水路へのライニングの施工 , 堆積土砂の排除 , 構造物の再建設 , 等々 ) 、テレメタリング・テレコントロール（ TM/ TC ）の導入、圃場整備（デモンストレーション地区） TM/ TC 施設の導入による灌漑用水の適正配分 , 水路のライニングと運営維持管理活動の改善による灌漑効率の改善（ 45 ％から 65 ％へ ) 、需要主導型灌漑、遠隔自動化、中央集約化、予防保全、違法取水ゼロ、 IPHA( SRI を進化 ) 導入等

16. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 インドネシア灌漑近代化のコンセプト ( 近代化の 5 本の柱 ) と ルンタン灌漑近代化 柱 ‐IV : 運営維持管理組織 (Pillar IV: Institutional Management) 運営維持管理活動の一元化 : 国、州、県などの運営維持管理組織を一元的に管理する組織の設立： UPIM 既存灌漑委員会（ KOMIR ）の活性化、進化（州レベル、県レベル） 灌漑施設の既存運営維持管理組織の近代化 水利組合の再編・設立（既存 400 組合程度 --  768 程度に再編・設立）、　活動の活性化、法人化、水利組合連合（ 79 連合＝ 2 次水路）設立・活性化、法人化、水利組合連盟（ 4 ～ 5 連盟＝幹線水路）設立・活性化、法人化 柱 ‐V : 人的資源 (Pillar V: Human Resources) トレーニング・ OJT 等を通じた政府運営維持管理組織の関係職員の能力強化、再編・設立された水利組合、同連合・連盟の能力強化、灌漑近代化に関するナレッジ・マネジメント） 灌漑事業近代化の為の 45 ステップ

17. 灌漑委員会の活性化・強化 水利組合等の再編・設立 RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 インドネシア灌漑近代化のコンセプト ( 近代化の 5 本の柱 ) とルンタン灌漑近代化 灌漑施設 水源の確保 近代化を目標とするレベル -  灌漑用水配分の適正化 ( 作付け率の最大化） - 効率的な水利用 ( 高い用水効率 / 単位水量当たりの収穫率の改善 ) 　 -  持続可能な事業と運営維持管理の実現 運営維持管理 灌漑施設の 近代化 水利組合の 整備・強化 都市化に対する対策 政府運営維持管理組織の強化 トレーニング・ OJT 展示圃場・ IPHA の実施 ｻﾝﾌﾟﾙ圃場整備 運営維持管理の一元化 (UPIM) 水路の ﾗｲﾆﾝｸﾞ 主要ｹﾞｰﾄの電動化 量水施設の整備 構造物の改修・更新 TM ・ TC 施設の導入 TM 施設による連携強化 ジャティゲデダムの建設 住宅排水の排除 管理用道路の舗装

18. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 灌漑近代化 柱 ‐III ：灌漑管理システム 近代化のイメージ (1/4) （ 1 ） 768 水利組合農家による White Board 撮影と 作物生育状況の定期報告（ Web アップロード） 収穫完了 　　　 　代掻き・田植え完了 　 生育 1 ～ 30 日 　　　 生育 31 ～ 60 日 　 生育 61 ～ 95 日 　　　 収穫完了 　　　 （ 2 ） Web アップロードされた作物生育状況定期報告結果のリアルタイム表示 代掻き・田植え完了 生育 1 ～ 30 日 生育 31 ～ 60 日 生育 61 ～ 95 日 収穫完了 　　　 第１グループ（上流） 第２グループ（中流） 第３グループ（下流） 　　 （ 3 ）作物生育状況毎のリアルタイム面積集計　 768 WUA 　　 Master Station （ 4 ）各灌漑水路網毎のリアルタイム用水量 ( 需要 ) 算出

19. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 灌漑近代化 柱 ‐III ：灌漑管理システム近代化のイメージ (2/4) （ 4 ）各灌漑水路網毎のリアルタイム用水量 ( 需要 ) 算出 X 「各灌漑水路網毎のリアルタイム生育期別面積 (5 日毎 ) 」 （ 5 ）各灌漑水路網毎のリアルタイムの用水計画 (5 日毎 ) 　 （ 6 ）各灌漑水路網毎のリアルタイム過不足判定　 （ 7 ）施設制御へ反映 ( 分水量・ダム放流 ) 　

20. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 灌漑近代化 柱 ‐III ：灌漑管理システム近代化のイメージ (3/4) （ 7 ）施設制御へ反映 ( 施設のゲート操作支援システム ) 　 Master Station の監視制御 ( 電動、 RC/ TC) 　 現地制御 ( 手動操作 ) 　 現地制御 ( 電動操作 ) 　 現場操作支援ｱﾌﾟﾘ ( 携帯電話 、 PC でｱｸｾｽ ) 水路網の作付状況 と用水量需要 (Web 提示 ) 施設操作状況と供給用水量 ( ｱﾌﾟﾘで自動計算 ) Gate 門数 上流水位 Gate 幅 Gate 開度 下流水位 代掻き・田植え期 生育 1 ～ 30 日 生育 31 ～ 60 日 生育 61 ～ 95 日 収穫期 K ﾌｧｸﾀｰ＝ 供給用水量 ÷ 用水需要量 ﾘｱﾙﾀｲﾑで監視 ( 各地点過不足 ) 中央から直接制御／現場へ開度指示 頭首工ゲートの監視・直接制御 SCADA 施設形式 ( 選択 )

21. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 灌漑近代化 柱 ‐III ：灌漑管理システム近代化のイメージ (4/4) Irigasi Padi Hemat Air (IPHA, Water-Saving Irrigated Rice cultivation ＝節水灌漑水稲農法 ) 展示圃場の展開 　 田植え機による IPHA 　 田植え ( 人力 ) による IPHA 　 従来　　　 IPHA 　 移植 30 日後における従来と IPHA の株分けつ数比較　 収穫祭への PU 大臣参加、　 IPHA 米のブランド化　 IPHA 展示圃場実績（累計）： 242 地区、約 456 ha （８昨期目実施中）　

22. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 プロジェクトの組織図

23. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 コンサルタントの組織図 全体統括グループ ( チームリーダー） モニタリングエンジニア 施工監理グループ I グループリーダー I 終了案件：瑕疵期間 LSS-02, 03, 04, 05, 06 and 08 施工監理グループ II-2 グループリーダー II-2 サブ・グループリーダー II- ２ LSS-01, 07, LOS-01, 02, 03 & 04 ジャティバラン事務所 ( Jatibarang Offfice ) LMS-02 & 03, LTC-01 LMS-01 ルンタン事務所 ( Rentang Offfice ) MSP グループ MSP グループ・リーダー チレボン事務所 (Cirebon Offfice ) 新ジャティバラン事務所 (New Jatibarang Offfice ) 日本人技術者：１２～１３名程度 (613 MM) インドネシア人技術者・スタッフ： ３５０ ~ ４００名程度 ( エンジニア： 3,291 MM, 技術スタッフ： 9,671 MM, アドミスタッフ： 4,754 MM コミュニティーオーガナイザー： 3,865 MM = ローカル合計： 21,581 MM)

24. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 ルンタン灌漑近代化事業実施計画

25. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 2020 年 に開始した９パッケージの工事 パッケージ 工事開始 工事完成予定 現時点進捗 (2025 年 8 月 11 日時点 ) LMS-01 ( ﾁﾍﾟﾗﾝ幹線水路 ) 2020 年 8 月 2025 年 11 月 90.2% LMS-02 ( 北幹線水路 ) 2020 年 8 月 2025 年 4 月 100 % LMS-03 ( 西幹線水路 ) 2020 年 8 月 2025 年 9 月 98.1 % LSS-02 ( 二次幹線水路と排水路 ) 2020 年 8 月 2023 年 12 月 100.0 % LSS-03 ( 二次幹線水路と排水路 ) 2020 年 8 月 2023 年 12 月 100.0 % LSS-04 ( 二次幹線水路と排水路 ) 2020 年 8 月 2023 年 8 月 100.0 % LSS-05 ( 二次幹線水路と排水路 ) 2020 年 8 月 2023 年 8 月 100.0 % LSS-06 ( 二次幹線水路と排水路 ) 2020 年 8 月 2023 年 8 月 100.0 % LSS-08 ( 二次幹線水路と排水路 ) 2020 年 8 月 2023 年 12 月 100.0 %

26. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 本年２月に開始した６パッケージの工事 パッケージ 工事開始 工事完成 ( 予定 ) 現時点進捗 (2025 年 8 月 11 日時点 ) LSS-01 ( 二次幹線水路と排水路 ) 2023 年 2 月 2026 年 1 月 72.1 % LSS-07 ( 二次幹線水路と排水路 ) 2023 年 2 月 2026 年 1 月 93.5 % LOS-01 ( 三次水路 ) 2023 年 2 月 2026 年 1 月 74.2 % LOS-02 ( 三次水路 ) 2023 年 2 月 2026 年 1 月 63.8% LOS-03 ( 三次水路 ) 2023 年 2 月 2026 年 1 月 66.2 % LOS-04 ( 三次水路 ) 2023 年 2 月 2026 年 1 月 76.6 % LTC-01 ( テレメタリング ) 2024 年 10 月 2025 年 11 月 34.6 %

27. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 課題と今後の展望 （今後の展望） 2026 年の工事完成を目指す。 TM/ TC 、操作管理ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝによる灌漑管理ｼｽﾃﾑの本格運用 右岸側の近代化工事の為の一部設計作業の実施 次期 JICA ローンのプロモート、右岸工事入札支援でローン延長の可能性 ローン案件に対応可能な若手・中堅社員の育成 （課　題） 円安によるローン資金不足、ローン予備費 の工事費へ のリアロケ いくつかのパッケージの遅れ 右岸側の開発 MSP のトレーニングを通じた政府組織、水利組合能力強化 社内のローン案件に対応できるシニア社員が不足している

28. RENTANG IRRIGATION MODERNIZATION PROJECT JICA LOAN : IP -573 Operation & Management