UXデザイナーにはどうやってなるの？ 業界の『中の人』たちに取材してきた - 初心者必見！ UXデザイン・UXリサーチ基礎講座 Vol.2 | クリーク･アンド･リバー社 2025年8月21日

2025年8月21日（木）株式会社クリーク･アンド･リバー社さまの「羽山祥樹さんに聞く
初心者必見！ UXデザイン・UXリサーチ基礎講座Vol.2
UXデザイナーにはどうやってなるの？ 業界の『中の人』たちに取材してきた」のスライドです。
「UXデザイナー・UXリサーチャーの仕事に就きたい！」という方が増えています。しかしそれらの求人はまだまだ限られており、また職能の定義も会社ごとにあいまいです。どのようにすればUXデザイナー・UXリサーチャーの仕事に就くことができるのでしょうか。本当に「ユーザー中心」のデザインができる会社に入社するためにはどのようにすればいいのでしょうか。若手UXデザイナーや、採用を担当するベテランUXデザイナーへの取材を通じて「どうすればUXデザイナー・UXリサーチャーの仕事になれるのか」のキャリアパスや、ポートフォリオのつくりかた・面接対策、業界のリアルな現状に迫ります。

1. 初⼼者必⾒︕UXデザイン・UXリサーチ基礎講座
UXデザイナーにはどうやってなるの︖
業界の「中の⼈」たちに取材してきた
1
CREATIVE VILLAGE セミナー 2025年 8⽉21⽇（⽊）
代表取締役CEO / HCD-Net認定 ⼈間中⼼設計専⾨家
⽻⼭祥樹@storywriter
Vol.2
Twitterの
ハッシュタグは
#CR社
画⾯キャプチャ
投稿OK︕
配信のチャットで
いっしょに
盛りあがってね

2. 「チャット」で盛りあがろう︕
2
チャット
チャットへ
どんどん書いてね︕
（Twitter感覚で）
「全員」
で送信︕
Q&Aに
投稿したものは
質疑応答で
答えます
Q&A

3. 「チャット」で盛りあがろう︕
3
さいしょに「チャットに投稿する練習」をしています︕
今回はどうしようかなと思いまして・・・
VTuberの“儒烏⾵亭らでん”が好きです。メンシも⼊ってる。

4. 4
???I?d?V???I?d?V
?U???U???U???U??
引⽤: https://youtu.be/hymOcFUkCHU?si=Ll75LRsyhynPqdo1

5. 「全員」で送信
「チャット」で盛りあがろう︕
5
ぐるぐるぐるぐる
ぐるぐるぐるぐる
ぐるぐる
練習
・・・と投稿してみよう!!
「ぐる」の数は
⼼意気だよ︕

6. ⽻⼭ 祥樹 @storywriter
6
⽇本ウェブデザイン株式会社代表取締役CEO
使いやすいプロダクトをつくる専⾨家
HCD-Net認定 ⼈間中⼼設計専⾨家
Web業界に25年、AIシステムのプロダクトマネージャーとUXデザインを9年
主な実績など
2009年 ⽇経パソコン企業サイトランキング2009
⽇本の主要企業696サイト中、ユーザビリティ／アクセシビリティ分野で第3位
2011年 Webユーザビリティランキング2011 企業サイト編
⽇本の⼤⼿企業150サイト中、第4位
主な専⾨分野
ユーザーエクスペリエンス、⼈間中⼼設計、情報アーキテクチャ、アクセシビリティ、ライター

7. 本スライドのあつかいについて
7
本スライドは全⽂公開します。
あとでお読みいただいてテキストとして使えるよう、かなり詳細に記載しています。
ただ、本⽇のセミナーは時間に限りがあるため、要点となるスライドのみを解説いた
します。セミナー内で取り上げなかったスライドは、ぜひ後ほどご⾃⾝でご覧ください。
スライドは
全⽂公開

8. 8
「UXデザイナー・UXリサーチャーの仕事に就きたい︕」
という声をよく聞くようになりました

9. 9
しかしUX分野の求⼈はまだまだ限られており
職能の定義も会社ごとにあいまい

10. 10
どういうスキルを求められるの︖
応募書類や採⽤⾯接では
どこを重点的に⾒られるの︖

11. 11
“UI/UXデザイナー”という表記の求⼈票で
⾯接にいったら
グラフィックデザイナーの業務だったり

12. !"#$%&'()*+,+調査/#'012す4？

13. ≈
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q MO¯G?c Os?
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14. 14
“UXデザイナー・UXリサーチャー”の仕事に就く
には、どうすればいいのでしょうか

15. 15
UXデザイナー
UXリサーチャーに
なりたい︕
UXデザイン・UXリサーチを
仕事にするには
どうすればいいですか
⽻⼭

16. 16
（期待の眼差し）・・・
⽻⼭

17. 17
え゛︖
⽻⼭

18. „ U r O t T s “ f O i ó h
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19. ??
w?Os
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20. 20
そうなのです
なにせ⽻⼭がウェブ業界に⼊ったʼ98年には
ウェブ制作にディレクターもエンジニアもなく全員が
“Webデザイナー”と呼ばれていました
ちなみに「ウェブサイト」は「ホームページ」と呼ぶのが⼀般的でした

21. ⽻⼭のキャリア変遷
21
某⼤⼿予備校の
宣伝部のバイトで
ウェブ業界へ
Web担当者
Web制作者
199820022006 20201996
Web制作を
はじめる
某⼤⼿SIer
に就職
異動で本体の
Web統括部へ
⼦会社で
Web担当者
2010
⼈間中⼼設計
専⾨家の認定
産業技術
⼤学院⼤学
副業を法⼈化
2004
プロダクトマネージャー
2013
副業で個⼈事業主
本格的に開始
2016
異動でAIプロダクトの
プロダクトマネージャーに

22. ⽻⼭のキャリア変遷
22
某⼤⼿予備校の
宣伝部のバイトで
ウェブ業界へ
Web担当者
Web制作者
199820022006 20201996
Web制作を
はじめる
某⼤⼿SIer
に就職
異動で本体の
Web統括部へ
⼦会社で
Web担当者
2010
⼈間中⼼設計
専⾨家の認定
産業技術
⼤学院⼤学
副業を法⼈化
2004
プロダクトマネージャー
2013
副業で個⼈事業主
本格的に開始
2016
異動でAIプロダクトの
プロダクトマネージャーに
このへんで
「インフォメーションアーキテクト」
という肩書きの⼈が現れる

23. ⽻⼭のキャリア変遷
23
某⼤⼿予備校の
宣伝部のバイトで
ウェブ業界へ
Web担当者
Web制作者
199820022006 20201996
Web制作を
はじめる
某⼤⼿SIer
に就職
異動で本体の
Web統括部へ
⼦会社で
Web担当者
2010
⼈間中⼼設計
専⾨家の認定
産業技術
⼤学院⼤学
副業を法⼈化
2004
プロダクトマネージャー
2013
副業で個⼈事業主
本格的に開始
2016
異動でAIプロダクトの
プロダクトマネージャーに
このへんで
『UXデザイナー』
という肩書きの⼈が増える

24. ⽻⼭のキャリア変遷
24
某⼤⼿予備校の
宣伝部のバイトで
ウェブ業界へ
Web担当者
Web制作者
199820022006 20201996
Web制作を
はじめる
某⼤⼿SIer
に就職
異動で本体の
Web統括部へ
⼦会社で
Web担当者
2010
⼈間中⼼設計
専⾨家の認定
産業技術
⼤学院⼤学
副業を法⼈化
2004
プロダクトマネージャー
2013
副業で個⼈事業主
本格的に開始
2016
異動でAIプロダクトの
プロダクトマネージャーに
このへんで
『UXリサーチャー』
という肩書きの⼈が増える

25. 25
“UXデザイナー・UXリサーチャー”職種のほうが
あとからできた

26. 26
「UXデザイナー・UXリサーチャーになるには
どうすればいいですか」
なろうと思ってなったわけじゃないから
じつはわからん…

27. 27
“UXデザイナー・UXリサーチャー”の
なりかたなんて知らないよ
⽬指してなったわけじゃないもん

28. Ë  ó oM m ‹f O p b ‘ v
œ
‚
©þæžw\qsœiq¥óo”œpbT

29. 29
いろんな企業の採⽤担当者の⽅々
UXデザイナー・UXリサーチャーに就職・転職した⽅々
たくさん取材してまわりました︕ぶっちゃけ
どうなん
⽣のエピソード
⽣のエピソード

30. * - w “ Ä t , XÊ ¢ Ë ¢ T I ` Z “ ôX • o  ” e
œ
s ` o ˆ –\ w Hw ¶o ›f \ t” M o V h

31. 謝辞
31
取材にご協⼒いただいたみなさまに、⼼から感謝を申し上げます。

32. 謝辞
32
株式会社スマートバンク瀧本 はろかさん@mawarisuru
引⽤: https://smartbank.co.jp/ , https://smartbank.co.jp/recruit
https://x.com/mawarisuru

33. 謝辞
33
ふるじゅんさん @design_oldriver
引⽤: https://x.com/design_oldriver
https://ring-season-abf.notion.site/Junki-Furukawa-PORTFOLIO-2ed074a8e6a04f1ebf47df50a5e23687

34. 謝辞
34
!"#さん @mia_design_sk
引⽤: https://x.com/mia_design_sk
「ポートフォリオ
送ってくれたら
添削するよ︕」
とのこと

35. 謝辞
35
ほか、たくさんの⽅々にご協⼒いただきました︕

36. 36
“UXデザイナー・UXリサーチャー”
どういうスキルを求められる︖
書類選考や⾯接でどこを重点的に⾒られる︖

37. 備考: ⽤語の表記
37
•つど“UXデザイナー・UXリサーチャー”と書いていると読みづらいため、本資
料では以降は“UXデザイナー”という表記に統⼀します。
•本資料上は“UXリサーチャー”も“UXデザイナー”に含めます。
•同様に“UXリサーチ”も“UXデザイン”に含めます。

38. 38
“組織” にあわせて臨機応変にコミュニケーションし
影響を与えて、“組織”を⾼めることができる

39. “ユーザーを理解する”
だけでは⾜りない
39
⽅針を決めるPdM
最終成果物をつくる
UIデザイナーやエンジニアUXデザイナーは
⾃分ひとりでは
なにもつくれない それが
UXデザイナーの
役割です
チームにいかに
影響を与えて
⾼めるか

40. 40
デザイナーにはデザイナーに
伝わる⾔葉で語る
エンジニアにはエンジニアに
伝わる⾔葉で語る
影響を与えるには
相⼿に合わせて
“翻訳” した⾔葉で
説明できること
UXデザイナーが
ユーザーを理解していても
ほかのチームメンバーに
伝えられなければ
プロダクトには反映されない

41. 影響を与えて“チーム” を⾼めることができる
41
UXデザイナーは⾃分ひとりではなにもつくれません。ユーザー調査をしたり、理想の
ユーザー体験を設計したりしても、すべては中間成果物にすぎません。
ユーザーに価値を届け、事業として成果を⽣むには、プロダクトとしてかたちにしなけ
ればなりません。
⽅針を決めるPdM、最終成果物をつくるUIデザイナーやエンジニア。ユーザー視点
をもって、チームにいかに影響を与え、⾼めるか。それがUXデザイナーに期待す
る最⼤の役割です。
UXデザイナーだけが “ユーザーを理解” できていたとしても、⾃⾝に閉じていると価
値はないのです。

42. ほかの職種のメンバーの⾔葉に翻訳して説明できる
42
チームに影響を与えるには、相⼿に合わせて “翻訳” した⾔葉で説明できる必
要があります。デザイナーにはデザイナーに伝わる⾔葉で、エンジニアにはエンジニア
に伝わる⾔葉で語る必要があります。
相⼿にあわせ、もっとも伝わりやすい⾔葉をえらんで会話ができる。伝えることが
できないとチームを⾼めることができません。UXデザイナーとしてかならず問われる
能⼒です。

43. 43
UXデザイナーは
組織横断で
仕事することも多い
⾃分から
ほかの組織に働きかける
必要もある
プロジェクトは
ほかの事業部と
いっしょに進める
ほかの組織にも
いかに影響を与えて
⾼めるか
組織のなかでの
⽴ち振る舞いが
求められる

44. 組織横断の⽴場で、ほかの組織に影響を与える
44
UXデザイナーは組織横断で仕事することも多くあります。プロジェクトはほかの事業
部といっしょに進めるのが常です。UXデザイナーに期待される役割は、チームだけ
でなく、社内のほかの組織にも影響を与えて⾼めることです。
依頼されたことだけやる受託体質では、いいものはつくれません。
プロジェクトを前に進めるには、⾃分からほかの組織に働きかけたり、情報を取りに
⾏く必要もあります。社内のさまざまな組織と積極的にコネクションをつくり、時間を
かけて信頼貯⾦を重ね、プロジェクトの最上流⼯程から参画を求められるようにし
ます。

45. 45
取材してまわって最⼤かつ最重要の発⾒
いま市場で求められている
“UXデザイナー”は“組織を変えられる⼈”である

46. 46
事業を推進する視点をもっている

47. 事業や業界を
まず理解する利益を産めるか
KPIを改善できるか
47
“ユーザーを理解する”
がゴールではない
事業に貢献することが
ゴール事業の視点で
語れることが⼤切
ユーザーとビジネスの
つながりをちゃんと
説明できる
UXデザインで
事業にコミットする

48. どの職種にも
共通⾔語になるのは数字
数字を根拠に
説明する
48
エビデンスをもって
説明してはじめて
組織に影響を与えられる
UXデザイナーは
ものをつくるだけでは
⾜りない
なぜそれがよいのか
“説明責任” を果たして
はじめてUXデザイナーの
責務ができたといえる

49. 事業を理解し、事業を推進する視点で語れる
49
「事業の視点で語れる」こともUXデザイナーに求められる重要な能⼒です。企業
のなかでUXデザインをするとき、“ユーザーを理解する” がゴールでなることはなく、
事業に貢献することがゴールであるはずだからです。
まず事業や業界を理解する。そして 事業にコミットする。UXデザインの活動を、利
益を産むことにつなげる。KPIを改善することにつなげる。チームやステークホルダー
に、あなたのUXデザインがどのようなロジックで利益につながるのかを、ちゃんと
説明できることが求められます。

50. エビデンスをもって、説明責任を果たせる
50
UXデザイナーはものをつくるだけでは責務を果たしたとはいえません。なぜその UXデ
ザインがよいのか、チームや決裁者、ステークホルダーへの “説明責任” を果たし
て、はじめてUXデザイナーの責務ができたといえます。
エビデンスをもって説明して、はじめて組織に影響を与えることができます。
どの職種にも共通⾔語になるのは数字です。数字を根拠に説明できることが⼤切
な能⼒です。

51. 51
ポートフォリオや⾯接では
成果物よりも
成果物の背景を
評価します
成果物をつくる過程で
その意思決定をした
理由を説明できるか
どのような
事業課題があり
UXデザインをつうじて
定量・定性ともに
どのような貢献をしたか
チームやステークホルダーと
どのようにして
協⼒関係を築いたか

52. 問題解決のプロセスを⾔語化できる
52
UXデザイナーのポートフォリオや⾯接では、成果物よりも成果物の背景が重点的
に評価されます。
成果物をつくる過程で、その意思決定をした理由を説明できるか。チームやステー
クホルダーとどのようにして巻き込んで、協⼒関係を築いたか。どのような事業課題
があり、UXデザインをつうじて定量・定性ともにどのような貢献をしたか。
UXデザインの実績とともに、そのプロセスにある背景を、ロジカルかつしっかりと⾔語
化できることを期待されます。

53. 53
組織によっては
UXデザイナーという
職種や⼈事評価基準が
確⽴していないケースもある
⾃分の居場所を
⾃分で切り開いていく
⼒も必要になる
⼈事評価基準が
定まっていない組織では
事業への貢献として
UXデザイナーが強く存在感を
発揮できないと
お荷物になってしまう

54. 評価基準がない組織で、⾃らの居場所をつくれる
54
UXデザインへの取り組みがまだ浅い組織では、 UXデザイナーという職種や⼈事評
価基準が定まっていないケースがあります。
そのような組織では、経営層も UXデザイナーになにを期待していいのか、なにを達
成すれば活躍していると判断していいのかがあいまいのため、事業への貢献として、
UXデザイナーが強く存在感を発揮できないと、組織のなかでお荷物として⾒られて
しまうようになります。
そのような場では、⾃分の居場所を⾃分で切り開いていく⼒も必要です。

55. 55
取材して重要な発⾒その2
組織を変えるためには
なによりコミュニケーション能⼒と事業コミットである

56. ??
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? wMM?? xO Mi?
?!
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Ð * U
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!
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s ? s M w p x ?

57. 57
課題解決のために⾃ら⾏動できる

58. 課題がなにかを
特定するのは
もちろん
58
なにがわかれば
その課題を乗り越えて
前に進めるのかを
⾃分で⾒つけられる
社内のあちこちと
コミュニケーションして
必要な情報を集めたり
スキルが⾜りなければ
⾃ら勉強したり
そういう⼈は
⼊社したあと当社で
活躍できるイメージがわく
その姿勢があれば
⼊社してからさらに
成⻑できるから

59. なにがわかれば前に進めるか、⾃分で導き出せる
59
UXデザイナーとして、課題がなにかを特定するのはもちろんですが、むしろ期待され
るのはその先で「なにがわかれば、その課題を乗り越えて前に進めるのか」を⾃
分で⾒つけられることです。
社内のあちこちとコミュニケーションして必要な情報を集めたり、スキルが⾜りなけれ
ば⾃ら社外コミュニティや有識者のところへいって勉強したり。
採⽤する側からみると、そういう⼈は⼊社したあとに当社で活躍できるイメージがわ
きます。その姿勢があれば⼊社してからさらに成⻑できるだろうと期待できるから
です。

60. 60
取材して重要な発⾒その3
1. UXデザインをがんばっているうちに“PdM”になる
2. UXデザインをがんばっているうちに“管理職”になる
組織に強い影響⼒をもつ⽴場だから
“UXデザイナー”肩書きより
本当のUXデザインに近づきやすい

61. fw䙋’loXv{KqM’sMq¥OZr
l69ò Æ”zw^ {VM”

62. 62
最低限の実務経験と基礎知識がある

63. 63
まったくの未経験からだと
採⽤はけっこう厳しい

64. 最低限の実務経験と基礎知識がある
64
UXデザイナーになろうとしても、現実問題として、まったくの未経験からだと多くの企
業において採⽤は厳しいです。
⾃⾛できるレベルでなくても、最低限の実務経験があること、体系的な知識を⾝に
つけていることをアピールできる必要があります。またエンジニアと協業する必要があ
るため、カンタンなコードの読み書きはできるほうが望ましいです。
他⽅で、専業のUXデザイナーまでのスキルがなくても、最低限のスキルを証明でき
れば、選考基準の重きは前述の「組織に影響を与えられる」「事業の⽬線で考え
られる」「問題解決のため⾃ら⾏動できる」のほうにあるため、内定を得られる可能
性は⼗分にあります。

65. 65
とはいえ未経験から
どうすればいいのよ︖

66. 66
ksonさん（⼈気VTuber）のショート動画がよかった
引⽤: 企業VTuberになりたい⼈へ︕絶対にオーディションで落ちる⼈4選https://www.youtube.com/shorts/rBBDU6F0GjE

67. 67
「知の⾼速道路」を⾛ろう

68. 68
「知の⾼速道路」という⾔葉をご存知でしょうか。
2006年のベストセラーである梅⽥望夫さんの著書
「ウェブ進化論」のなかで
将棋の⽻⽣善治名⼈が語った学習論です。

69. 69
「知の⾼速道路」とは
ITとインターネットが整備され
学ぼうと思えば誰でも圧倒的なスピードで
学習することができるようになったことを指します。

70. 70
15年まえ、ウェブ業界の
“UXデザイン・UXリサーチ”
未開の荒野でした

71. 71
あなたの⽴場は異なります
あなたの⽬前には
先⼈たちが切り拓いた
「知の⾼速道路」がすでに広がっています

72. 72
先⼈たちが15年かけて蓄積したノウハウを
短時間で吸収し
その先の未来で活躍するチャンスがあります
いまから“UXデザイナー・UXリサーチャー”を
⽬指すあなたには
いまから⽬指すなりのルートがある

73. 1. とりあえずユーザー調査をやってみる
73
15年まえともっとも異なるのは、多くの企業において「上司が UXデザインに理解を
⽰すようになった」ことです。とりあえず上司に「ユーザーインタビューしたい」と相談し
てみましょう。意外とOKが出るようになりつつあります︕
学ぶのに実践以上のものはありません。とりあえずやってみよう︕
やってみなはれ

74. とりあえずユーザー調査を⾃分でやるときに読む本
74
樽本 徹也さんの『ユーザビリティエンジニアリング（第 2版）』がオススメです。
ユーザー調査の⼿順がいちばん具体的に書いてあります。
ユーザビリティエンジニアリング（第 2版） ユーザエクスペリ
エンスのための調査、設計、評価⼿法
樽本 徹也 著
https://amzn.asia/d/ii9S4Ta
画像引⽤: https://shop.ohmsha.co.jp/shopdetail/000000000532/

75. とりあえずユーザー調査を⾃分でやるときに読む資料
75
ネットにある情報であれば、⾃分で⾔うのもアレですが・・・。
⽻⼭がクリーク・アンド・リバー社さまで開催した連続セミナーのスライドは
とてもていねいに解説してあるのでオススメです。
クリーク・アンド・リバー社さま主催で実施したUXデザインセミナー（全4回）
•「UXデザインとは」からはじめる「本流」のUXデザインはじめの⼀歩
https://www.slideshare.net/storywriterjp/uxux-ux-1
•“UXデザイン”のキモ『ユーザーインタビュー』の具体的テクニックを詳解︕
https://www.slideshare.net/storywriterjp/ux-ux-2
•ユーザーインタビューからその後どうするの︖ 得られた情報を「UXデザイン」に落とし込む⽅
https://www.slideshare.net/storywriterjp/ux-ux-3
•プロトタイピングとユーザビリティテストで「UXデザイン」を練りあげよう︕
https://www.slideshare.net/storywriterjp/ux-ux-4

76. とりあえずユーザー調査を⾃分でやるときに読む資料
76
ネットにある情報で、これまた⾃分で⾔うのもアレですが。
ユーザーインタビューについての解説は、⽻⼭がインプレスさま Think IT 連載中の
「UXデザインはじめの⼀歩 ー インタビュー技術を磨こう︕」
をお読みいただくと、ていねいかつ具体的に解説をしています。
https://thinkit.co.jp/series/9588

77. 外部のUXデザイナーにメンタリングしてもらう
77
⾃分ひとり、あるいは⾃社内だけでやるとき、書籍やネットの資料だけだと、どうして
も「このやりかたでいいんだっけ︖」 「細かいところが書籍の解説を読んでもわから
ない…」というような悩みにあたりやすい。
え、これって
どうやるの︖
本を読んでも
わからん

78. ユーザーを調査する⽂化を
社内につくる
チームにユーザー視点が
⽂化になるまで伴⾛してくれる
経験豊かな
UXデザイナーのメンタリング
外部のUXデザイナーにメンタリングしてもらう
78
そこで、外部のUXデザイナーにメンターとしてプロジェクトに⼊ってもらい、定期的に
メンタリングしてもらうことで、軌道修正しつつ、 UXデザインを習得することができま
す。UXデザインやUXリサーチの内製化を伴⾛・⽀援を得意とする会社や、副業で
⽀援してくれる経験豊かなUXデザイナーも、最近は多くいます。
半年〜

79. 2. 専⾨の教育機関で学ぶ（学⽣の場合）
79
あなたが学⽣であれば、UXデザインを専⾨に教えている⼤学の研究室に⼊るのが、
もっともストレートかつ確実な⽅法です。 UXデザインを教えている研究室には、たと
えば以下があります。
•千葉⼯業⼤学安藤研究室
•芝浦⼯業⼤学吉武研究室
•専修⼤学上平研究室
•常葉⼤学 安武研究室
•武蔵野美術⼤学クリエイティブイノベーション学科

80. 2. 専⾨の教育機関で学ぶ（社会⼈の場合）
80
じつは社会⼈になってから「確かな」UXデザインを専⾨に学べる教育機関はかなり
限られます。⽻⼭が⾃信をもって推薦できるのは以下の 3つです。
•⼭梨⼤ADP（⾼度デザイン⼈材育成プログラム） https://adp.yamanashi.ac.jp/
•Xデザイン学校https://www.xdesign-academy.com/
•武蔵野美術⼤学クリエイティブイノベーション学科（社会⼈選抜）
画像引⽤: https://adp.yamanashi.ac.jp/ , https://www.xdesign-academy.com/ , https://ci.musabi.ac.jp/

81. 3. 社外のコミュニティで学ぶ
81
UXデザイナーの業界団体が存在します。
•NPO法⼈⼈間中⼼設計推進機構（略称 HCD-Net）
https://www.hcdnet.org/
1,000名近いプロのUXデザイナーが所属しています。これからUXデザインを学ぶ
⼈や、経験の浅いUXデザイナー向けのセミナーも開催されています。
とくに毎年初夏に開催されるUXデザインの連続セミナーは、前述の専⾨教育機関
以外で体系的なUXデザインを学べる数少ない機会なので、ぜひ参加を検討いた
だくとよいです。
画像引⽤: https://www.hcdnet.org/

82. 4. UXデザインに積極的な会社に転職（副業）する
82
実務以上の学びはありません。ハードルは⾼いですが、 UXデザインに積極的な会
社に転職することで「知の⾼速道路」に乗ることができます。
「UXデザインに積極的な会社」を⾒分ける⽅法は、いちばんには「信頼できるスキ
ルのあるUXデザイナーが在籍しているかどうか」が⼿掛かりになります。
前述の業界団体HCD-Netが認定するプロのUXデザイナー（HCD-Net認定
⼈間中⼼設計専⾨家）が在籍する企業であれば、UXデザインにしっかり取り組
んでいる可能性が⾼いです。
「HCD-Net認定⼈間中⼼設計専⾨家」のリストは以下で⾒ることができます。
https://www.hcdnet.org/certified/list_certified/

83. 4. UXデザインに積極的な会社に転職（副業）する
83
ここ数年の副業解禁の動きを受けて、 UXデザインに積極的な会社で副業をしな
がら実践経験を積むという選択肢もあります。

84. 5. 個⼈開発として取り組む
84
⾃分ひとり、あるいは友⼈たちと組んで、仕事ではなくプライベートとして、アプリや
ウェブサービスを個⼈開発している⽅もいます。
個⼈開発のなかで、UXデザインに全⾯的に取り組み、ポートフォリオにも書ける事
例をつくる選択肢もあります。

85. いずれの場合も「師匠」が⼤事
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いずれの選択肢でも、「いい師匠」につけるかどうかで、あなたが成⻑できるかどうか
が決まります。
•あなたを愛してくれるかどうか。
•その道の「真」のプロフェッショナルかどうか。
•ノウハウを惜しみなく伝授してくれるかどうか。
•失敗させてくれるかどうか。
かりに師匠でなくても「ロールモデル」として背中を
追いかける相⼿がいると成⻑が具体的になります。

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⼤事なことなので2回載せます
JUST DO IT !
引⽤: 企業VTuberになりたい⼈へ︕絶対にオーディションで落ちる⼈4選https://www.youtube.com/shorts/rBBDU6F0GjE

87. ØïØà”´áie‚ØïØà”´á‚

88. 88
まとめ

89. まとめ
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•“UXデザイナー・UXリサーチャー”の書類選考や⾯接で重点的に⾒られる能⼒ :
•“組織” にあわせて臨機応変にコミュニケーションし、影響を与えて、“組織” を⾼め
ることができる
•事業を推進する視点をもっている
•課題解決のために⾃ら⾏動できる
•最低限の実務経験と基礎知識がある
•あなたの⽬前には先⼈たちが切り拓いた「知の⾼速道路」がすでに広がっている
1.とりあえずユーザー調査をやってみる（外部のメンターをお願いするのもアリ）
2.専⾨の教育機関で学ぶ
3.社外のコミュニティで学ぶ
4.UXデザインに積極的な会社に転職（副業）する
5.個⼈開発として取り組む
まずは
⾏動しよう

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92. 92
ありがとうございました
⽻⼭祥樹@storywriter
UXデザイン・UXリサーチの
⼈材育成やメンタリング
デザイン組織づくり
ご相談ください︕

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質疑応答