リーン/アジャイル/Teslaを通して見る近未来の自律的チーム - 生成AIはチームの自律性を強化できるか？ -

Scrum Fest. Mikawa 2025

1. リーン/アジャイル/Teslaを通して⾒る近未来の⾃律的チーム
-⽣成AIはチームの⾃律性を強化できるか？-
2025/9/6
オージス総研ビジネスイノベーションセンター
⼭海⼀剛

2. Contents
1.はじめに
1.⾃⼰紹介
2.Tesla/SpaceXの⾰新性
2.⾃律的チームの歴史をたどる
1.チームの⾃律性とは
2.トヨタ⽣産⽅式における現場の⾃律性
3.スクラムにおけるチームの⾃律性
3.企業に⾰新をもたらす組織⽂化の
作り⽅
1.午前５時(⾒える化)
2.モジュール化と組織構造
3.シンプルなKPI
4.従業員への信頼とリスペクト
2COPYRIGHT © 2025 OGIS-RI CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
4.⽣成AIによる⽀援の可能性
1.スクラムと⽣成AI
2.⽣成AIがチームの限界を突破する？
5.まとめ

3. 1. はじめに
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4. ⾃⼰紹介

5. ⼭海 ⼀剛（さんかい かずたか）
ここ数年のお仕事
◦⾃動⾞部品メーカーＡ：アジャイルコーチ
◦通信系グループＩＴ企業B：ＤＸ⼈材育成研修（企画〜実施）
◦通信系グループＩＴ企業C：営業パーソン意識改⾰⽀援
◦家電量販店D：アジャイルコーチ
◦⼤⼿半導体メーカーE：アジャイルコーチ
◦⼤⼿ＩＴ企業⼦会社F：ＤＸトレーナー（新規サービス創出⽀援）
◦⾦融系企業G：ＤＸトレーナー（新規サービス創出⽀援）
◦⾦融系IT企業H：全社員対象チームビルド活動（企画、ファシリテーター）
◦ユーザー系情報⼦会社Iスクラムを適⽤した現場活性化⽀援
◦製造業J：バイオ燃料製造装置の研究開発⽀援
5COPYRIGHT © 2025 OGIS-RI CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
◦⼤阪出⾝＆在住
◦スクラムアライアンス 認定スクラムマスタ＆プロダクトオーナ
◦UMTP L4モデラー
◦ITアーキテクト
◦オージス総研グループ改善塾塾⻑
DXトレーナー＆アジャイルコーチ

6. Agile Product Charter (2016)
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Cross functional team collaborationoverspecialization, process and tools
Modularityovertightly-coupled solutions
Continuous customer collaborationoverinflexible contracts.
Useful continuous deliveryovera single comprehensive delivery.
Extending development through manufacturingoverfixing problems in the field.
Useful continuous documentationovercomprehensive documentation.
That is, while there is value in the items on the right, we value the items on the leftmore.
We embrace agile methods as the engine driving innovative solutions and collaborationto amplify economic, ecologic
and social benefits across our planet. Through this work we have come to value:
https://agileproductcharter.org/

7. Agile Product Charter (2016)
7COPYRIGHT © 2024 OGIS-RI CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

8. Tesla/SpaceXの⾰新性

9. Elon Muskの企業
9COPYRIGHT © 2025 OGIS-RI CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

10. テスラの⾰新性（原価低減と軽量化）
1.原価低減
バッテリーバッテリーセルのコストを2017年から2022年の５年間に約30%削減
（業界平均が年間5-7%の削減に対し、テスラは年間約7-10%のペース）
製造プロセス⼤型鋳造機ギガプレスの導⼊により、Model Yのボディ部品数を70以上から2つ
にまで削減し、ボディ製造コストを約20-30%削減
内製化バッテリーやモーターの内製化により、サプライチェーンのコストを約15-20%
削減（2014-2022の間に完全内製化に移⾏）
2.軽量化
構造⽤バッテリーModel Yの構造⽤バッテリーパックにより⾞体重量を約10%（約150-200kg）
削減
4680バッテリーセル新型バッテリーセルの採⽤により、同じ容量で約5-10%の軽量化を実現。
アルミ合⾦フレーム⾼強度アルミニウム合⾦の採⽤により、従来の鋼鉄製フレームと⽐較して約
30%の軽量化
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11. テスラの⾰新性（性能⽐較）
3.低消費電⼒
パワートレイン効率テスラのモーターと電⼦制御システムは業界トップクラスで、Model 3のエ
ネルギー効率は約142Wh/kmと⾮常に⾼効率（競合EVの多くは160-
180Wh/km程度）
空⼒性能 Model SのCd値（空気抵抗係数）は0.208と極めて優れており、同クラスの
内燃機関⾞と⽐較して約20-30%電⼒消費を削減
熱管理システムヒートポンプ技術の導⼊により、寒冷地での航続距離損失を 約30%削減（従
来型EVの多くは寒冷時に40-50%の航続距離損失）
4.リードタイム
製品更新頻度 従来の⾃動⾞メーカーが3-7年のモデルサイクルであるのに対し、テスラは
年に複数回のソフトウェアアップデートと 1-2年ごとの主要ハードウェア改
良を実施
開発リードタイムModel Yは発表から18ヶ⽉で量産開始（業界平均は3-5年）
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12. KPI
Space X cost per Kilogram.
https://evchargingstations.com/chargingnews/average-tesla-supercharging-time-less-than-30-minutes/
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13. KPI
Space X cost per Kilogram.
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14. なぜこのような⾰新性を発揮できるのか
•マスクの財⼒のなせる技？
•マスクの強烈な牽引⼒？
•優秀な⼈が集まっているから？
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⾃律的なチームにその秘密が‥

15. 今⽇のゴール

16. 今⽇のお話のゴール
マスクの企業の⾰新性の源泉となる
組織⽂化を紐解くことで、
既存の企業でも
応⽤できるようにする。
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17. ２. ⾃律的チームの歴史をたどる
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18. 1. チームの⾃律性とは
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19. チームの⾃律性とは
チームの⾃律性とは、チーム外部からの詳細な指⽰や承認に依存せず、
チームが⾃ら意思決定し、⾏動し、成果に責任を持つ能⼒である
https://upraise.io/blog/how-to-lead-in-a-team-oriented-way/
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20. 2.
トヨタ⽣産⽅式における現場の⾃律性

21. QCサークル/ ⼩集団活動 における⾃律性
主体的な課題発⾒：現場の⽇常業務の中で現場が⾃ら課題を⾒つける
解決策の創出：上司の承認を待たず、⾃分達なりの改善アイデアを考え、試す
メンバー主導の運営：活動の進め⽅は現場が決める/ 管理者は⽀援に徹する
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22. アンドン
現場の作業員は、⾃らの判断でラインを⽌める権限を与えられている
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https://medium.com/@BeckNovaes/why-outstanding-professionals-fail-and-mediocre-ones-succeed-31bbc1c778e7

23. New United Motor Manufacturing, Inc.,
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https://courrier.jp/news/archives/81220/

24. 3.
スクラムにおけるチームの⾃律性
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25. ⾃⼰組織化
自己組織化されたチームは、作業を成し遂げるための最善の策
を、チーム外からの指示ではなく、自分たちで選択する。
Scrum Teams are self-organizing and cross-functional.
Self-managing teams choose how best to accomplish their work, rather than
being directed by others outside the team.
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スクラムチームは自己組織化されており、機能横断的である。
スクラム：最も広く使われているアジャイル⼿法

26. 自律化の階層
4. バックログ
3. プロダクト
5. タスク
企業理念ミッション/ビジョン/バリュー企業の価値定義 経営層（社長、役員）
事業戦略市場ポジショニング差別化戦略 経営層（事業部長）
プロダクトやサービスのゴール顧客価値の定義 プロダクトオーナー
顧客価値実現のために実現すること実施すべきこと
を決める
作成する優先順を決めるプロダクトオーナー
作業負荷を見積る
投入スプリント（いつ実現するか）を決める開発者
バックログ実現のために行う作業
タスクへの分割手順手順を決める担当を決める
DoD / DoRを作る
開発者
2. 事業
1. 企業
決定すること 誰が決定するか
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27. ４. ⾃律性のレベル
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28. 5レベルの⾃律性
5. 組織の⽬的/ビジョン
4. 事業やプロダクトの⽬標/価値定義
3. 何を実現するか/何を改善するか
2. 作業の⼿順/担当の割当て/結果の評価
1. 作業実施
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チームとして何を決めるか？

29. ３. 企業に⾰新をもたらす組織⽂化の作り⽅
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Tesla/SpaceXの組織⽂化

30. Tesla/SpaceXの組織文化
１. 午前５時
(⾒える化)

31. 朝５時に現場の全員が集まる
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https://images.carandbike.com/cms/articles/2023/9/3209469/image_1000x600_3_35_46b4310c1c.jpg

32. Tesla/SpaceXの組織⽂化
２. モジュール化と組織構造

33. 33Copyright © 2025 OGIS-RI Co., Ltd. All Rights Reserved.
フロント、リア、キャビンなどの独⽴性の⾼いモジュールとして開発し、
⽣産時にも個別に組み⽴て、最後に統合する
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN021YS0S3A300C2000000/

34. 34Copyright © 2025 OGIS-RI Co., Ltd. All Rights Reserved.
•モジュールに対応した組織をつくる
•それぞれの組織に⼤幅な権限委譲
•各組織にミドルマネジメントはいない
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN021YS0S3A300C2000000/

35. Tesla/SpaceXの組織文化
３. ミドルマネジメントを無くす

36. The best part is no part,
the best manager is no manager
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37. The goal of Elon Musk's companies is for 100% of staff
to be engineers in hardware and software.
スタッフの100%がエンジニアであるべきである。
Any work that requires taking someone away from
engineering is automated as much as practical.
エンジニアとしての仕事を妨げるような作業は出来る限り自動化す
べきだ。
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38. Tesla/SpaceXの組織文化
４. シンプルなK P I
Key Performance Indicator

39. KPI： Key Performance Indicator 重要業績評価指標
39COPYRIGHT © 2025 OGIS-RI CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
Elon Muskは製品に対して極めてシンプルかつ少数のKPIを掲げ、全ての組織が⽬指すべ
き⽬標と位置付けている。
「社内のすべての努⼒は顧客価値の創出にのみ投⼊されるべき」という哲学にもとづき、
Elon Musk のKPIは顧客価値に直結している。

40. ⼀般的な企業の⽬標展開
40Copyright © 2025 OGIS-RI Co., Ltd. All Rights Reserved.
企業全体の⽬標
（ex 年度⽬標, 中期計画）
部の⽬標部の⽬標
チームの⽬標チームの⽬標
個⼈の⽬標
事業部⾨の⽬標事業部⾨の⽬標

41. KPI in Tesla
41Copyright © 2025 OGIS-RI Co., Ltd. All Rights Reserved.

42. KPI
Space X cost per Kilogram.
42Copyright © 2025 OGIS-RI Co., Ltd. All Rights Reserved.

43. 全社レベルのKPIから現場の改善活動へ（SpaceXの場合）
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人類の火星移住
地球周回低軌道にモノを持ち上げるための
コスト/kg
経営者が提⽰
製造時間の短縮
再利用可能回数
再利用までの時間
部品重量の削減
整備時間
製造工程の自動化
ミッション成功率現場が考える
再利用の回収方法
⾃律的に部品や⼯程の改善活動を⾏う
現場が⾏動する
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44. 我々がやっているすべてのことは、お客様が注⽂してから我々がその代⾦
を回収する時までの時間を⾒ることである。そして我々はその 時間を短く
しているのである
⼤野耐⼀
44Copyright © 2025 OGIS-RI Co., Ltd. All Rights Reserved.
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62235690T00C20A8000000/

45. Tesla/SpaceXの組織文化
４. 従業員への信頼とリスペクト
経営層からのメッセージ

46. 従業員への信頼とリスペクト
46COPYRIGHT © 2025 OGIS-RI CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
https://hrcreativegroup.com/wp-content/uploads/Tesla-Handbook.pdf

47. 従業員への信頼とリスペクト
47COPYRIGHT © 2025 OGIS-RI CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
https://hrcreativegroup.com/wp-content/uploads/Tesla-Handbook.pdf

48. 従業員への信頼とリスペクト
48COPYRIGHT © 2025 OGIS-RI CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
https://hrcreativegroup.com/wp-content/uploads/Tesla-Handbook.pdf

49. 働き⽅
49COPYRIGHT © 2025 OGIS-RI CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
The couch inside the Tesla factory where Elon Musk says he has sometimes been sleeping. -CBS NEWS / GAYLE KING

50. ５. ⽣成ＡＩによる⽀援の可能性
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51. スクラムと生成AI
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52. スクラムの全体像（再）
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53. ⽣成AIの⽀援領域（プロダクトバックログ）
üユーザーインサイトの分析
üバックログの抽出と優先順付け
üバックログの⾒直し
ü類似したバックログの分類
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54. ⽣成AIの⽀援（スプリントプランニング）
ü実現するバックログアイテムの選択
üタスクの抽出と⼯数⾒積り
ü潜在的な問題の予知
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55. ⽣成AIの⽀援（デイリースクラム）
üデイリースクラムのファシリテート
ü締切や問題予兆の⾃動通知
ü潜在的阻害要因の検出
üデイリースクラムの時間管理
ü阻害要因や問題の傾向分析
ü注意喚起（ex レビュー待ち溜まってますよ）
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56. ⽣成AIの⽀援（スプリントレビュー）
üデモ・スクリプトの⾃動作成
üステークホルダー毎に最適化したスクリプトのカスタマイズ
üプレゼンテーションの作成
ü質問や指摘の想定
üフィードバックの傾向分析
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57. ⽣成AIの⽀援（レトロスペクティブ：ふり返り）
üデータ分析に基づく⽀援（バイアスの排除）
ü複数フレームワークのサポート
ü問題発⽣のパターン分析 によるテーマ設定
ü⽣産性低下の要因の⽰唆
ü改善策の⽰唆
ü改善対応のトラッキング
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58. ⽣成AIの⽀援（チームづくりの⽀援）
üプロダクトオーナーやスクラムマスターのルーチンワークの⾃動化
üスキルセットにもとづくタスクアサイン
üチームのスキルセット分析
üスキルアップ/ スキルトランスファー⽀援
üプロセス分析と最適化
üチームの健全性評価
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59. 何を決めるか⇦どう⽀援するか
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チームの意思決定 何を決めるか
Level 5 : 組織の⽬的/ビジョン
Level 4 : 事業やプロダクトの⽬標設定
Level 3 : 課題定義/施策の企画
Level 2 : 作業⼿順/担当割当て
Level 1 : 作業実施
意思決定を⽀援どう⽀援するか
Level 5 : 判断/決定
Level 4 : 未来予測/問題の予兆
Level 3 : 情報の意味づけ/傾向分析
Level 2 : 情報の⾒える化
Level 1 : 情報の検索・収集
×

60. 「⽣成AIが⾃律性の向上を⽀援する」の適⽤領域マップ
1. 作業実施2. 作業手順/
担当割当て
4.事業やプロダクト
の目標設定
5. 目的/ビジョン
の策定
チームの自律性
5. 判断/決定
4.未来予測/問題の予兆
3.情報の意味づけ/傾向分析
2. 情報の見える化
1.情報の検索・収集
3. 課題の定義/
施策の企画
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61. 「⽣成AIが⾃律性の向上を⽀援する」の適⽤領域例
1. 作業実施2. 作業の⼿順決定
担当割当て
3. 課題定義
施策の企画
4.事業やプロダクトの⽬標
設定
5.⽬的/ビジョン
5. 判断/決定タスクレベルに落とされた
作業を行うだけであり、Y軸
は関係ない
生成AIがタスク分割して担
当者を指示する
プロモーションイベントの企
画を作る
解決すべき課題を指示する
今年度重点施策を決める
プロダクトのエンハンス項目
を決める
サービスのキャンペーンを企
画する
今後の事業方針を決める
リソースの集中や撤退を決
める
4. 未来予測/問題の予兆 タスク分割での過去失敗例
からのアドバイス
近い将来発生する課題（作
業遅延など）の指摘
今後属人化が深刻化すると
事業継続が困難な業務を指
摘
ユーザーの増加傾向から、
今後課題になるであろう部
分を示唆する
競合製品の新機能が与える
インパクトを示唆する
社内外の情報からの予測、
潜在的なリスクの洗い出し
3. 情報の意味づけ/傾向
分析
過去のタスク分割をもとに遅
延が発生しやすいタスクを
指摘
業務パターンに分類し生産
性の低いパターンを指摘
スキルマップをもとに属人化
が深刻な業務を提示
過去のユーザーログからの
傾向分析を行う
ある事業のユーザーセグメ
ントごとの収益を提示する
経営データをもとに各事業
の特徴を示唆
2. 情報の見える化 過去の企画のタスク分割を
提示
過去の企画の種類ごとに要
したコストを見える化
過去の改善活動の成果をグ
ラフ化
ユーザーセグメントごとに利
用状況をグラフ化する
経営観点での収集したデー
タを表やグラフで表示
1.情報の
検索・収集
組織内 過去のタスク分割の実績、
作業開始後の見直しや、作
業遅延などの結果の情報
過去の企画の事例
過去の機能エンハンスと発
生した問題の収集
プロダクトの運用ログやユー
ザーログなどの一元管理
社内の財務状況
事業の時系列的変化
組織外 -
（社外情報は関係ない）
他社の改善事例
他社のプロモーション事例
競合他社の事業実績
原材料の価格動向
社会業界全般の動向
競合製品の動向
何を決定するか
何を支援するか
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62. ⽣成AIがチームの限界を突破する？

63. ⼈間であるがゆえの限界がチームの能⼒を制約する
意思決定
知識
経験値
処理できる情報量
知識
経験値
処理できる情報量
知識
経験値
処理できる情報量
知識
経験値
処理できる情報量
知識
経験値
処理できる情報量
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64. ⽣成AIが⼈間の能⼒を拡⼤する
意思決定
Bias
Experience
Cognition Capacity
Bias
Experience
Cognition Capacity
Bias
Experience
Cognition Capacity
Bias
Experience
Cognition Capacity
Bias
Experience
Cognition Capacity生成AIが補完する
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65. 4. まとめ
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66. Elon Muskが描く組織を理解するためのポイント
1.⾃律的なチームを作る
1.従業員への信頼とリスペクトを明確に伝える
2.相互依存性の低いモジュールに組織を対応させ、⼤きな権限を委譲する
3.顧客価値を基準に製品全体（企業全体）のKPIを定義し、Child-KPIへの展開は現場に委ねる
4.何をすべきかの判断のために、全ての部品や⼯程をデータ化し、最新状態を⾒える化する
5.膨⼤な量の情報をチームが把握するために、社内の⽣成AIが⽀援する。
2.正味作業を徹底的に増やす
1.エンジニアにはエンジニアリング以外させない
2.エンジニア以外の⼈的リソースを最少化する
3.顧客価値を⽣み出さないマネジメント業務を極少化する
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67. 今⽇のお話のゴール
マスクの企業の⾰新性を⽣み出した
組織⽂化を紐解くことで、
既存の企業でも
応⽤できるようにする。
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68. 明⽇朝が楽しみな職場
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69. 以上、ありがとうございました。